Shadowingの3つ効果と始め方 ~中級者編~

English

シャドウイングとは、音声の少し後にずらしながら発音していく英語の勉強方法です。
リスニング力、発音力、会話速度の向上に向いています。


こんな人におすすめ!
・英語の発音をきれいにしたい人 
 日本語英語からネイティブの発音に近づけたい


・話すスピードをupしたい人 
 話はできるけど、もっと早く反応したい


・ある程度英会話ができる中級者。

発音や会話の速度が上がることで、より楽しく話せるようになります


 *私の学生時代のような英語が苦手な方は、Shadowingは難易度が高いのでおすすめしません。
 そもそもわかる英語が少なすぎて音声を探すのに苦労しますし、英語の勉強がもっとやりたくなくなります。

どれくらい英語ができなかったか興味のある方はこちらをご覧ください

Shadowingがどうして効果的なのか

リスニング力が高まる

耳で聞いた英語の音声をその発音の通り(真似して)発音していきます。
聞こえてきた音をそのまま発音するため、聞き取れないとできません。

発音がきれいになり、発音の速度が上がる

音声を真似することで、だんだんネイティブの発音に近づいていきます。
また、音声についていくように発音するため、練習していくとだんだん速くなっていき、リンキングも分かるようになってきます。

単語・文法の知識向上


ネイティブの速さに合わせて発音するためには、単語や文章構成(文法)の知識も必要です。
何度も繰り返すことで、頭に定着し、単語帳で単語を覚えるよりも使えるフレーズが身に付きます。

自分が言える速さや発音できる音は、同じスピード・発音の英語が聞き取れるということです。
私は、人との会話は聞き取れるのに、音楽や映画になると聞き取れない部分がありました。そうすると、映画を英語音声、英語字幕でみていると、聞こえた内容と字幕が異なることがあるのです。Shadowingを始めてからは、リンキングが聞き取りやすくなり聞き取った内容と字幕のズレが少なくなってきました。

Shadowing の方法

Shadowingの方法は以下の4つです!

  1. 音声を決める 最重要です! 
  2. 文章の内容を把握する
  3. 音声に解説がある場合は確認
  4. 実際にShadowing!

音声を決める


Shadowingに使用する音声の内容は、9割くらい理解できる(文章中に何個か知らない単語がある)難易度のものが好ましいです。また、スクリプト(英語の文章)を見ることができる音声にしましょう!←大切なポイントです。
内容が全然分からないけど、これでいっかーと適当に決めないようにしましょう。
最初は、自分がわかる内容、使いたい内容、スクリプトがあるもの、速さが調整できるもの、発音の仕方や文章の解説があるものがいいと思います。

文章の内容を把握する


まず、普通にリスニングして日本語の内容や、文章の単語・文法の意味を理解しましょう。文章の意味を理解していないと、ただ音を真似しているだけになってしまい実際の会話に使えるものにはなりません。
また、聞こえた音声をすぐに発音する練習なので、えーっとこの単語の意味はー..なんだったっけ??と考えているうちに音声が終わってしまいます。


もし、リスニングの時点で何を言ってるのか全然分からない!という場合は、選んだ音声が難しすぎる可能性があります。もう少し難易度を落としたものでトライしましょう。

音声に解説がある場合は確認する


発音のための口の動かし方、舌の位置などの解説や発音のポイントの説明がある場合はしっかり確認しましょう!
日本語英語から脱却する上で舌の位置は大切です。また、リンキングなどについても解説があると練習しやすいですね。

実際にShadowing!

なんとなく文章も理解したし、まあ自分流で音読できるなあと思ったら、スクリプトを見ながら、音声から1~2語遅れて聞こえたままを発音します。音声をそのまま発音(真似)することが大切です。自分流に発音したり、発音のテンポを変えないように注意しましょう。
最初は口が回らなくて、ネイティブと同じ速さは難しいかも知れません。速さを調整して、0.75倍速など少し遅めの速さから始めるのがおすすめです。
また、1.2~1.5倍速でトライしてから1倍速に戻すとゆっくり聞こえて言いやすくなります。


最初は自分の声と音声がごちゃごちゃ重なってなんだかやりづらいかもしれません。
そんな時は、イヤホンをして音声を聞きましょう。自分の声はそんなに聞こえなくても大丈夫です!

似たような練習(Step up)

もうShadowingは完璧!ほかの方法もやってみたい!という方におすすめなのは
①Repeat、②Speak outです。

Repeatは、スクリプトを見ながら一文を聞き終わってからその文を発音します。
Shadowingは文章が始まったら、少しずれて言い始めるので、音声と自分の声がズレ気味に被ります。こちらは一文ごとに一時停止をして、音声の通りに発音するので、音声と自分の声は被りません。

Speak outは、スクリプトを見ずに、耳で一文を聞き取り、一時停止し発音をします。
最初は一文ではなく、一フレーズ毎に区切ってやってみましょう。練習するうちにとだんだん長いフレーズが覚えられるようになり、一文毎にできるようになります!


この2つはShadowingよりも集中するため疲れます。余力がある時やstep upしたい時におすすめです。

Shadowingの目標設定の仕方

何かをやるときには、goalを決めて、それに向かってPDCAを行うことが大切です。ただ闇雲に練習しても、goalが分からないとあとどれくらいやればいいのかわかりません。モチベーション維持のためにも目標を決めましょう。


何を持って完璧とするかは人によると思いますが、一般的には誰かと話している時に、音声の内容が他人の言葉ではなく自分の言葉として話せるようになるまでやると良いと言われています。そこまでやりこめたら自分のものになって、会話の途中でもスラスラ出てくるようになるでしょう。


しかし、ずっと同じ内容の文章を聞いていたら絶対飽きます。
あと、会話で同じことを何度も話すことはないです。それよりも、いろいろな発音の仕方、たくさんの単語と触れる方が会話に活かしやすいのではと思います。

私は、ある程度ネイティブの速さについていけるようになったら、次の音声に行っています。
次の音声にいったら終わりではなく、その前におこなった音声のものは引き続き練習します。こちらは、1.2倍速でもついていけるようなものもあります。
たまにやることで、同じ単語が違う文章にあったりして覚える引き出しが増えると感じます。

1日にどれくらいやるかというと、私は隙間時間を含めて1日1時間程度行っています。
具体的な内容の詳細はこちらの記事をご覧ください


おしまい

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